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接骨院(整骨院)が増えた理由

2019.06.06

接骨院(整骨院)が増えた理由  *接骨院と整骨院は同意語です。

接骨院(整骨院)が、やたらと増え、患者さんに「整骨院がいっぱいできましたね。コンビニより、多いようですけど、何でですか?」と訊かれる事があります。

 

増えたのには理由があります。

 

小泉さんが総理大臣の時、いろいろな規制緩和に取り組みました。

 

彼は、「競争させれば、良い結果が出る」という信念をもっていました。

 

我々の業界(接骨)にも、それを実行しました。

 

接骨業を営むためには、柔道整復師という国家資格を取得しなければいけません。

その養成施設(3年制の学校)開設の規制を撤廃し、どんどん開設許可し、一気に3倍ちかい養成学校ができました。

当然、入学生の数も増え、その学生達が学校を卒業、インターンを経て、開業。

結果、多くの整骨院を見かける事になりました。

 

競争原理は、良い面は確かにあります。

 

しかし負の面も表れてきました。

保険取扱量の増加(社会保障費の増加)、また柔道整復師の質の低下などが表れてき、厚生労働省があわてだしました。

 

保険取扱する場合の審査の厳格化、国家資格試験を難しくする試み等、いろいろと、手を打ってきています。

 

最近弁護士さんや歯医者さんの数も増えたようですが、柔道整復師と同じ、規制緩和の影響があると聞きます。

 

競争さえ、させれば良いという理論は、万全ではなかったようです。

 

ほどほどの規制は必要なのかも知れません。