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筋緊張性頭痛

2018.04.05

なかなか治らない頭痛。あちこち病院に行って検査(MRI検査など)してもらったけど、異常が見つからない。

 

頭の深部が痛い。この様な症状の場合 脳の内部に病変があることが多い。脳腫瘍や脳梗塞など こういう場合は検査結果にあらわれる。検査で異常が見当たらない。痛みが頭蓋骨と頭皮の間(浅い部分、深部ではない。)に感じる。このような時は、筋肉の緊張(凝り)を原因とする頭痛が考えられる。そういう方を触診すると、確かに首から肩にかけて、かなり凝っている場合が多い。凝っているのに、本人は自覚していない事もある。(自覚がない方が、どちらかと言えば危険性が高いのかもしれません。)

 

筋肉が凝って、何故頭痛が起こるか? 

 

頭痛と関係する筋肉(これは第一頸椎、第二頸椎、頭蓋骨についている筋肉、主な所で言うと小後頭直筋、大後頭直筋)に凝りが生じ、その部分を通って後頭部を頭頂に向かって上っていく後頭神経を圧迫している可能性が高い。この凝った筋肉をゆるめる事によって、神経圧迫がとれ、結果、頭痛が改善される。経穴(つぼ)で言うと、天柱(てんちゅう)風池(ふうち)。急所は深いので3~4㎝位は鍼を刺し入れる事になる。

 

深く鍼を刺入するというと、怖がる患者さんは多いようですが、実際急所に鍼が当たると、とても心地よいようです。効いた~という感覚らしい。「ぬかに釘」のような鍼では、全く治療の意味がない。

 

伊牟田