腱鞘炎(バネ指)
2018.03.24
腱鞘炎(バネ指)について、よく質問を受けますので、少し述べてみたいと思います。
曲げた指を伸ばそうとすると、痛くてスムーズに伸びない。無理して反対の手で伸ばすと、バキッと音がして伸びる。
一般的に腱鞘炎と言われていますが、実は腱鞘の炎症ではなく、腱の炎症な訳です。炎症が起きますと、腫れてきます。腱の上を横靭帯(指の付け根部分にあります。)が覆っていますが、その靭帯は伸び縮みしないので、腫れて肥大化した腱が指の伸展時に手首から指先方向に移動するとき、靭帯に、引っ掛かる状態になる訳です。無理に伸ばそうとすると、バキッと音がして伸びます。
一般外科医は靭帯を切開すれば、腱はスムーズに動く。それはそうでしょう。しかし、その靭帯は必要だから人体に存在するわけです。ではどうするか?方法があるのです。はり治療 これが良く効くのです。100パーセント治るとは言いきれませんが、私の経験では7~8割は治るように思われます。
肥厚した腱に鍼を刺すと、腱の炎症がとれ、結果、腫れが減ってきます。そして腱の動きがスムーズになり、治っていきます。
腱鞘炎(バネ指)でお困りの方、騙されたと思って、鍼治療は受けてみてはいかがでしょうか?
伊牟田
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