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臨機応変

2019.02.22

臨機応変

 

昔、有名な武将に織田信長という人物がいた。

皆様知っての通り、気が至って短い。気に食わないと、相手の首を落とすのに、躊躇しない。

 

天下統一に、まっしぐらの時、比叡山の僧兵たちが立ちはだかった。

それに業を煮やした信長は、二人の家来に命令した。

 

一人が明智光秀、もう一人が豊臣秀吉。

 

信長「比叡山に立てこもっている者。老若男女問わず、全て殺せ」

と二人に命じた。

 

二人の家来は「ハハ―」と、答えた。

 

さて、その後の二人の行動が違った。

 

明智光秀は「皆殺しにしろ」と部下に命じ。部下はその通りに実行。

 

さて、もう一人の豊臣秀吉は、どうしたか?

 

さすが、機転のきく人間である。

「目についたら、信長様の命令通り、殺さなければいけないだろう。目に入らなければ、殺す必要もないだろう。女子、子供らしい人物に出くわしたら、目をつぶれ。」と部下に命じたらしい。

 

信長様の命令に背いたら、自分の命が危ないわけだから、命がけの判断命令だったのだろう。

 

臨機応変の判断によって、多くの女子供の命が助かった。

 

 

ビザを自分の判断で発行し、多くのユダヤ人を助けた 外交官杉原千畝(すぎはらちうね)の行動も、臨機応変の良い例かも知れない。