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忙しいうちが華

2018.08.13

お盆で列車も空いています。

東京は地方出身の方が多く、旧盆(8月)に里帰りされる方が多いのでしょう。

私も若い頃は、親の顔を見に田舎(鹿児島)に帰ってました。

鍼灸師になろうと決意したのは良かったですが、無い物づくし(お金や人脈等)で、江戸川区の養命閣鍼灸院に住み込み、昼間は院でアシスタントの仕事。

「針磨き、お灸すえ、院内院外の掃除など、当時はディスポ針ではなく、一本一本の針が高価で、30倍の顕微鏡で針先を点検し、傷んだ針を磨いていました。鍼は再使用でした。今は、ほとんどの鍼灸院でディスポ針使用になりました。」

夜は、渋谷に今もある花田学園(日本鍼灸理療専門学校)に通学してました。

その頃はやりたい事が、やたら多く、仕事上の勉学意欲も強いし、いろいろな国にも行ってみたいし、その原資となるお金もいるし(その為に一生懸命時間を惜しん働かないといけない。) とにかく、のんびりする時間があまり無かったような気がします。

結婚し子供ができたら(夫婦共働きで、子供は、保育園、学童に預けました。)夏休みになると、キャンプに出掛けました。学童の担当者の方などは、毎年参加するものだから、顔を覚えられ「お父さん、今年も参加してくれますよね?」「お父さんが参加してくれると、ホッとするんですよ」なんて、おだてられ?結局、上の子(今33才の娘、既婚)と下の子(今30才 独身)のイベントで7年間キャンプに行き、麦茶わかし、お釜のすす落とし、荷物運び、などしていました。(子供たちを9時頃寝かせ、その後、大人たちはビール片手に、おしゃべり。大人も結構楽しんでました。)

 

 

今日8月13日、治療院にいましたら、患者さんから電話、「今日もやってるんですか。すごいですね」

私「家にいても、する事ないから仕事してます。奥さんは仕事に行ってと言うし。」

患者さん「---」無言

 

忙しいうちは、のんびりしたいと思いますが、暇になると、その頃が懐かしい。

 

忙しくしている皆様、今が華ですよ。